株式会社Classroom Adventure（本社：東京都中央区、以下Classroom Adventure）は、日本ファクトチェックセンター（以下JFC）および各国のファクトチェック機関との共催で、情報真偽検証の技術を競う世界大会「Youth Verification Challenge 2024」（日本語名：ユースファクトチェック選手権2024）を開催いたします。

デジタル社会における真偽判断の課題

SNSの普及により、誤情報・偽情報の拡散は深刻な社会問題となっています。特に若年層において、正確な情報の判別が困難になっているのが現状です。2024年1月の能登半島地震では、虚偽の救助要請や人工地震説などの根拠不明な情報が拡散する事態が発生しました。また、生成AI技術の進歩により、フェイク画像や動画の精度が飛躍的に向上し、真偽の判別が一層困難になっています。

2024年の読売新聞による調査では、日本は米国・韓国との比較において誤情報への耐性が最も低い結果となりました。また、総務省が2020年に実施したコロナ関連の情報流通調査では、76.7%が正確な情報判別に失敗しており、特に若年層による誤情報の拡散率が顕著であることが判明しています。

現代のインターネット社会では、各個人が情報の真偽を主体的に判断する能力が不可欠となっています。

大会の継承と発展

本大会は、Googleのニュースリテラシー育成プロジェクト「Google News Initiative」が2021年から実施してきた取り組みを継承するものです。Classroom Adventureが展開する教育プログラム「レイのブログ」と、日本最大規模のファクトチェック機関JFCの知見を活かし、実践的な情報リテラシー教育の場として開催します。

大会の特徴

本大会の最大の特長は、センシティブな誤情報・偽情報のテーマを、安全かつ教育的な環境で学習できる点です。チーム対抗のリアルタイム競技を通じて、迅速かつ正確な情報判断能力を養成します。

参加形式

• 対象年齢：13歳～24歳
• チーム編成：2～3名
• 開催方式：完全オンライン

大会ステージ

1. 基礎講習：
   • 「レイのブログ」によるファクトチェック実践
   • JFC編集長・古田大輔氏による特別講演
2. 全国大会：リアルタイムチーム対抗戦
3. 世界大会：国際チーム対抗戦

※全過程をYouTube等で配信予定

賞金（世界大会）

• 優勝：800ドル（約12万円）
• 準優勝：600ドル（約7万円）
• 3位：400ドル（約5万円）※日本チームへは円建てで支給（為替変動あり）

主催・運営団体

株式会社Classroom Adventure

中高生向けメディアリテラシー教育プログラム「レイのブログ」を提供するEdTechスタートアップ。ゲーミフィケーションを活用した教育手法により、これまでに5000人以上が受講。台湾やアメリカなど海外展開も実施。「レイのブログ」は、謎解きゲーム形式で「疑う」「調べる」「判断する」の3ステップを体験的に学習できる革新的プログラムとして、教育関係者から高い評価を得ています。

• URL: https://classroom-adventure.com

日本ファクトチェックセンター（JFC）

2022年10月設立の非営利組織。インターネット上の誤情報・偽情報対策を専門とし、検証結果をウェブサイトで公開。国際基準に準拠したガイドラインと5段階判定基準を採用し、透明性の高い情報提供を行っています。

• URL: https://factcheckcenter.jp/

国際パートナー機関

• 台湾：台灣事實查核中心
  • URL: https://tfc-taiwan.org.tw/
• タイ：Cofact
  • URL: https://blog.cofact.org/
• インドネシア：Aliansi Jurnalis Independen (AJI)
  • URL: https://aji.or.id/

参加申し込み・詳細情報

公式サイト：https://www.verificationchallenge.com/jp

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